2011年9月27日火曜日

こんにちは
大学生ワークショップのプロジェクトマネージャーの佐藤&和知です。

919()に福島大学で行った
「自分たちで考えよう,福島の未来について~仲間とつながるきっかけに~」
について報告します。

はじめはなかなか集客も難しく,また企画もFAJの方のアドバイスをもとに何度も何度もなり直し正直前途多難でした。

でも当日は,Twitterやサークル・友人からのメールによるお誘いで全学部からの学類生さんが集まりました!!
学年もさまざまで,インタラクティブなワークショップになりました。

みなさんのこころの温度を1℃あげたいです。
と,初ファシリテートに取り組む佐藤の宣言から始まりました。



ワークショップでは,ヨガインストラクターでもある秋山の指導のもと
ヨガにて体の温度を1℃あげました!
初ヨガ体験の人が多く,苦戦しながらも頑張って耐えてました。






(最後の振り返りで、「新手の自己啓発セミナーかと思いました(笑)」と丹波先生に突っ込まれたのはナイショの話です。)


チェックインでは,みんなで輪になり自己紹介。
まずは今の気持ちと今年の目標!!(身長を伸ばすや死なない程度にがんばるなどみなさん自分に合せた目標がありました。)
意外と県外出身者が多い福島大学。これにはスタッフがびっくり。

いよいよワールドカフェ!!
ワールドカフェって何??という学生が多く,イエス・アンドの対話方式には新鮮だった様子。




「前期どういうことを体験し,何を思いましたか?」
みんな実家に帰ったり,福大の避難所のボランティアを行ったりしていました。

学校の開始が約1カ月遅れたのもあり,友達との再会には感動したという話が。
(個人的には,授業があって感動したという,やることがなかった状況からやることを与えられたことによる心理的作用に関心が高まりました。 By 和知)
実際に自分でボランティアを行ったり情報収集をおこなうことで,メディアと現実との情報の違いを感じ,もっと福島が情報を発信していかないと!!と思った学生もいました。
なかには「自分で放射能値を測定し,年間あたりを計算して大丈夫だと判断しました。」という学生もいて自分で判断し残るという決定をしているのはカッコよかったです。



丹波先生から旧山古志村で学生と行った活動についてお話をいただきました。
コミュニティが大切である。と今までおっしゃっていた丹波先生。
しかし,今回の震災&原発では家族がバラバラになったケースが多く,また地域ごとに仮設や避難所へ移動ができていないので,コミュニティが大切でも現状ではその維持が難しいとのことでした。
また,福島県の行政は次世代を担う若者・こどもの住みやすい地域を目指しているが,その若者の声を聞きながらデザインしていないのではないかという問題提起もありました。



最後に,丹波先生からの問いかけに答える形で最後のワールドカフェ。
問いかけは
「これからについてどう思いますか?」

学生個人の話では,進路については変わるきっかけになった学生が多く,県内外への就職活動や教員・公務員と民間の違い,自分がやりたいこと,福島のためには,という視点から考えているようでした。

また,福島についての話も出てきました。
「福島が復興した」とはどんな状態だろうという疑問から,以前のように家族が一緒に暮らし,仕事があって,日常の生活を送れるようになることではないか,
またそのために,放射能の正しい情報を開示し,そして安全な県にすること必要だという話に広がりました。




最後にチェックアウトということで,皆さんの感想をもらいました。
自分の考えや思いの整理になり,少しすっきりしました!とか,心が1℃どころじゃなく上がりました!という嬉しい意見が出てきました。
少しでも皆さんが来てよかったと思っていただければ私達も開催した甲斐がありました。
ご参加いただきありがとうございました。



まとめ
情報発信という意味でもアウトプットの機会を設けるのは大切だと感じました。
福大から情報発信をしていくためにも,日々の自分の思いを言葉で表現できるよう
また伝えることの大切さ,魅力を感じている学生もいましたが,伝えることを意識し環境や思いの変化に敏感になることも必要だと感じました。

私もまだまだ整理ができていない人なので,これからもワークショップを通して思いを表現できるようになろうと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿