2011年12月14日水曜日

【イベント報告】12/11ふくしま未来ミーティング 講演会


みなさん、こんにちは!
リンふくの菅家です。

以前からお知らせをしていたリンふく史上最大のイベント「ふくしま未来ミーティング」を先日、福島大学で開催致しました。
開催日は3.11からちょうど9カ月後の12月11日(日)!

この「ふくしま未来ミーティング」を数回に分けてレポートしていきたいと考えています。



「ふくしま未来ミーティング」は、その名前通り、福島の未来を考えるイベントです。

参加者は福島に関わる全ての人!ということで、当日は、学生から県庁職員の方、自営業の方、学者や研究者、主婦の方、福島復興のために活動する市民団体の方々など、多種多様な方々が集まって下さいました。

その数、なんと100名以上!(現在、詳しい参加者数は集計中です)

当日は、考え方やバックグランドが異なる、これだけの数の人たちが、一堂に会し、
福島の未来を考えていきました。

当日の内容としては、以下の通りです。


<午前中>

・講演会「震災を経た福島の過去・現在・未来」

・スキル講座「ふくしま復興のためのファシリテ―ション講座」


<午後>
・慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究所による設計・運営で、
三つのグループに分かれての政策立案ワークショップの開催
「福島の未来を守り、切り拓いていくために~今後の産業・雇用政策~」
  
今回のこのブログ・エントリーでは、
午前中の講演会についてレポートしてまいります。

スキル講座と午後のワークショップについては、
リンふく新スタッフの、まさき・たいち・ちんねん・きゃま、の4名がレポートしてくれる予定です。
こうご期待!


というわけで、午前中に行われた講演会ですが、
本イベントの主催団体「Link with ふくしま」代表の私、菅家と
共催団体「ふくしま復興支援学生ネットワーク」発起人の高橋あゆみさんの
司会進行と挨拶でスタートしました。


開会前。高橋さんと菅家。


開会の言葉


開会の言葉の後は、早速、講演会スタートです。

講演会は「震災を経た福島の過去・現在・未来」という大テーマの下、
以下のような豪華な講演者の方々にご講演を賜りました。

「ふくしまのいま<被災>から<復興>」
(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター 佐藤彰彦 特任研究員)

「産業・経済からみた福島の過去・現在・未来」
(財団法人 福島経済研究所 齋藤 博典 副理事長)

「全体統合視点の必要性とフューチャーセンターの可能性ー社会課題・市民課題解決のためのフューチャーセンターのデザインー」
(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究所 前野隆司 教授)


まずは、福島大学うつくしまふくしま未来支援センターの佐藤様によるご講演です。


内容としては、飯館村の事例を用いて、福島が元々抱えていた問題や、震災を経て、発生した新たな問題。
そして、復興に向けてボトムアップで活動中のプロジェクトのご紹介などを頂きました。



二番目の講演者は、福島経済研究所の齋藤様による「産業・経済からみた福島の過去・現在・未来」です。



産業構造という視点から映し出される、東北における福島県のプレゼンスの大きさや、
原子力発電所に支えられていた福島の経済や雇用の実態、そして人口流出という福島の大きな問題、そして復興特区の導入などによる新しい福島像などをご紹介して頂きました。



最後は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究所 前野様によるご声運です。
テーマは、「全体統合視点の必要性とフューチャーセンターの可能性ー社会課題・市民課題解決のためのフューチャーセンターのデザインー」です。


福島が抱える複雑な問題に対して、部分ではなく、より俯瞰的な視点で問題を捉えることの重要性から、そのような問題に取り組む一つのあり方として、フューチャーセンターという概念をご紹介して頂きました。


どの講演者の方のお話も参考になることが沢山で、参加者の皆さまも気づきや学びを沢山得ることが出来たようでした。

その気づきや学びを持って、午後の政策立案ワークショップに向かうのですが、
それは、またブログの別エントリーでご紹介することにしましょう。



高橋さんによる閉会の言葉


最後にはなりますが、今回の講演会にご協力いただいた全ての方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

それでは、また次のブログエントリーをお楽しみに!

菅家

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