こんにちは!
リンふくスタッフの仁保 巧です。
先日、12月9日に開催した、『第二回ふくしま未来ミーティング ~郡山の子どもの環境を官民の垣根を越えて考える~』についての報告です。
当日は、雪も降るような天候の中、多くの方がご来場くださいました。
ありがとうございます。
午前は、第Ⅰ部として、基調講演を行いました。
最初の講演は、福島大学・高原円准教授による「福島の低線量被ばく下の親子における心身のストレス状態に関する調査報告」でした。
この講演で印象に残ったのは、講演後に参加者の方が「親のストレスが子どもに与える影響について…」と質問しだした際に、「親のストレスが子どもに与えるではなく、相互に関係があるのだ。という言い方にしてください。」と仰っていた場面です。親が子どもにストレスを伝えるという言い方は、親にとってプレッシャーになるのでしょうか。
講演の中では、外で遊ぶことに対しての不安感について地域ごとに分けたグラフ等、様々な調査の報告がありました。
次の講演は、小児科専門医であり郡山市震災後子どものケアプロジェクトマネージャーの菊池信太郎氏による「郡山の子どもたちの現状と、福島の子どもたちを日本一元気にー子どもの時間は誰のもの?-」でした。
この講演では、郡山市にある室内遊び場“PEP Kids Koriyama”について、「そこに行けば今の子どもに欠けている多くの運動ができる」ということを、知ることができました。
先生のお話を伺っていて驚いたのが、今の子どもに「しゃがんで」と言うとしゃがむことができない子どもがいる、ということです。これは菊池先生もおっしゃっていましたが、和式便所等のしゃがむ機会が減ったことが大きな理由の一つなのでしょう。また、まっすぐに走ることができない等の状況もあるようです。
講演会終了後には、参加者の皆様に、感じたことや印象に残ったことを書いていただき、それを以下のように分類しました。
<現状> <展望> <コメント>
午後は、第二部として3つの分科会を行いました。
各会場における模様は、別箇ご紹介いたします。お楽しみに!
3時間半という長丁場の分科会も終わり、最後に、参加者の皆さま・ゲストの方々・スタッフで輪をつくって椅子に座り、全体共有の時間を設けました。
分科会それぞれのまとめを、多くの熱い視線を受けながら、Link with ふくしまのスタッフでもある各会場のファシリテーターが発表。それぞれの分科会で、それぞれ感じたことがあり、学んだことがあったようです。
最後に、弊団体代表の菅家の言葉で締めくくりとさせて頂きましたが、そこでこんな言葉を聞きました。
“この輪の中央には火が焚かれていて
それに自分たちは火をくべていきそれを大きくしていく”
その例えには、何かジーンとくるものがありました。
(・・・菅家さんにそこに入って火だるまになってもらったら面白いだろうな・・・やっぱり・・・げふんげふん。)
こうして、盛会のうちに終了した一日でありましたが、皆さまの非常に熱い想いを受け、今回で学んだ事をこれから先の行動・活動に繋げていかねばならないと強く感じました。
最後になりましたが、悪天候の中、素晴らしいゲストの方々・参加者の皆さまにお越し頂き、非常にすばらしい場を作ることができました。
本当にありがとうございました。
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